カカオの驚異!『チョコの意外な健康効果』まとめ②

チョコレートは、もはやお菓子の次元を超えた健康食品?そう思えるほど、チョコレートには多くの栄養素が含まれています。健康効果だけでなく、正しく食べれば集中力・記憶力UPの効果もあるというから驚き。試験前に食べれば、目指している大学への扉も夢じゃないかも?!
リラックス効果
チョコレートに0.5~2.7%ほど含まれているテオブロミンという苦味成分が、セロトニン(自立神経を調節する脳内物質)に作用し、緊張をやわらげリラックス効果をあたえてくれる。
カフェインと似た成分ではあるが、興奮作用はずっとマイルド。
集中力・記憶力アップ
チョコやココアに多く含まれているテオブロミンという苦味成分は、自立神経を調節してリラックス効果を与えるだけでなく、集中力や記憶力をUPさせる効果もある。
計算能力も向上するので、受験勉強のお供にオススメ!ちなみに、試験前にチョコを食べるなら1時間前が効果的。
チョコを食べ終えて、思考力がMAXをむかえるピークがおよそ1時間後とされており、2時間後くらいから少しづつ効果が薄れていきます。
また、量を食べすぎると眠気の原因にもなるため板チョコ4分の1~2分の1くらいがオススメ。
虫歯予防
チョコは虫歯のもと!と、思っている人も多いのではないでしょうか?
でも、意外や意外、チョコに含まれているココアパウダー(カカオ豆を炒って粉々にした粉末状のもの)には緑茶に多く含まれているカテキン(茶の渋み成分)をはるかに超える虫歯予防効果があると言われています。
虫歯だけでなく、歯周病に対する抗菌作用や歯垢(しこう)ができにくくなる効果もあるそうです。そもそも、チョコが虫歯になりやすいと言われているのは甘いミルクチョコやホワイトチョコに砂糖がたくさん入っているから。
なので、砂糖が少ないか、もしくは入っていないカカオマス含有率の高いビターチョコがオススメ。
アルツハイマー病のリスク低下
カカオに含まれているエピカテキン(フラボノイドの一種)はアルツハイマー病の原因と言われるベータアミロイド蛋白(たんぱく質の一種)の蓄積を阻止し、脳を活性化する。
よって、アルツハイマー病などの認知症予防に効果があるとされている。
ピロリ菌に対する殺菌作用
カカオ豆の脂肪分であるココアバター(カカオバター)には胃潰瘍や胃ガンの原因とされるピロリ菌を殺傷する成分、遊離脂肪酸(カカオFFA)が含まれています。
具体的には、カカオFFAの中にある不飽和脂肪酸のオレイン酸とリノール酸という成分がピロリ菌に接触し、菌を退治してくれます。実際に、チョコを食べたりココアを飲んだ時に不飽和脂肪酸がどうやってピロリ菌を退治するのか?以下にまとめてみました。
オレイン酸、リノール酸がピロリ菌を退治する過程
1 | カカオFFAがピロリ菌の細胞膜に接触 |
2 | ピロリ菌の細胞膜に侵入し攻撃 |
3 | ダメージを受けたピロリ菌は、形を変えて少しづつ弱まっていきます |
4 | 死滅して塊になったピロリ菌は胃から体外へ排出されます |
また、カカオFFAは緑茶やコーヒーにも含まれておりココアに含まれているカカオFFAは緑茶の35倍、コーヒーの約200倍もの量があるとされています。
他の飲み物とくらべ、圧倒的にFFA量の多いココアですがさらに強化バージョンとして、通常のココアよりFFA量が多いカカオFFAパワーが森永製菓から販売されています。
また、カカオFFAの効果はピロリ菌の他に病原性大腸菌O-157や虫歯菌への殺菌作用もあるとされています。
以上で『チョコの意外な健康効果』まとめ②のご紹介を終わります。続きの3章では、ガン予防効果、ポリフェノールがもたらす健康効果や、寿命をのばす正しいチョコレートの食べ方などについて詳しくご紹介していきます。
↓続きはこちらとなっております。
カカオの驚異!『チョコの意外な健康効果』まとめ③
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