介護が必要な人の支援をする介護士の仕事は、求人が多く比較的簡単に働ける特徴があります。求人が多い理由としては少子高齢化があって、利用者の増加の影響で人材を募集する介護施設が増えています。施設の仕事は負担が大きいといわれていますが、その理由としてあるのが人手不足です。
半分程度の介護施設で十分な職員を用意できておらず、その影響で負担の大きい作業をするケースがあります。長時間労働や複数の仕事を任されるなどの、負担の大きい労働環境は離職者を増やしやすいです。
労働の負担を減らす政策は政府も考えていて、介護向けのロボットの支援を提案しています。また夜間の利用者の行動を調べる特別なセンサー機器の導入も、勧められていて実際に使っている施設もあります。
施設で働く介護士は他の分野の人とも、協力して利用者の支援をしています。元気な利用者ならば問題がありませんが、重度の障害がある方だと医療機関の支援が必要です。医療機関の支援では体調管理なども行いますが、足腰が弱らないようにリハビリをすることもあります。
介護士は医療に関係する仕事はできないため、このような作業には直接関わりません。ただ利用者が安心して医療機関の支援を受けられるように、行われる作業などについて説明をします。
利用者は薬を日常的に飲んでいる方も多いですが、薬の管理は基本的に看護師が行います。医療に関する専門家ではない介護士ですが、ある程度は知識があると働きやすくなります。